漫画よみメモ!

主に漫画についてまとめています。

終わりゆく20世紀を映す映画「20センチュリー・ウーマン」

映画「20センチュリー・ウーマン」は1979年のカリフォルニア州のサンタバーバラが舞台となっています。

21世紀に向けて徐々に加速している時代の流れとともに、時間が流れても決して変わらないものを上手く描かれています。

 

 

母と息子、伝えることができないもどかしさ

母親との関係に悩む多感な15歳の少年の揺れ動いている心を、演技経験が全くないルーカス・ジェイド・ズマンが巧みに表現しています。

自らの姿を周りの異性により良く見せたいがために、母の愛や想いを素直に受け入れることができないもどかしさ。

これが、「20センチュリー・ウーマン」の全シーンから伝わってきます。

また、ひとりのシングルマザーが思春期を迎えている息子との関係性に悩みながらも自分らしく生きていく様子。

主演女優のアネット・ベニングの熱演は、見事です。

4度のアカデミー賞ノミネート歴がありますが受賞はまだで、「未だアカデミー賞を受賞していない名優」の一人と言われています。

アネット・ベニング アカデミー賞ノミネート作品

 

 

自由こそが何よりも大事!

「20センチュリー・ウーマン」の映画の舞台にアメリカ合衆国のサンタバーバラが選ばれているの意味。

それは、どんな超大国にも決して飼いならすことができない自由奔放さがあるからでしょう。

サンタバーバラは戰の絶えない場所です。19世紀前半から始まった争いは、スペインからメキシコを経てアメリカの領土へと奪い合いの歴史を繰り返してきました。第2次世界大戦中は日本もこの地を狙っていたとか。

多くの国を引き付けて離さない魅力があふれる場所サンタバーバラ。スペイン風の街並みを再現した風光明媚なリゾート地の映像を「20センチュリー・ウーマン」で楽しんでください!

興味を持った方は、公式サイトをどうぞ!

懐かしい名曲がちりばめられた「20センチュリー・ウーマン」サントラ

随所に散りばめられている懐かしの名曲や、当時の雰囲気をリアルに再現したファッション。

同じ時代を生きてきた忘れることができない大切な人たちへのレクイエムが伝わってきました。

 

 

「20センチュリーウーマン」監督作品

 

前作「人生はビギナーズ」でLGBTのカミングアウトとという社会的なテーマを扱ったマイク・ミルズ監督が、本作品では自らの家族を母親をモデルにして新しいタイプの家族のあり方について強く訴えかけていきます。

時代とともに変わって いく家族のかたちや、自分とは異なる価値観を受け入れようとすることの大切さについて考えさせられる映画です。

 

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