漫画よみメモ!

主に漫画についてまとめています。

プラダを着た悪魔の饗宴「メットガラ ドレスをまとった美術館」

映画「メットガラ ドレスをまとった美術館」は、華やかな雰囲気が漂うニューヨークのメトロポリタン美術館が舞台となっています。


 2015年5月2日にあらゆるジャンルのセレブリティたちが集まったステージでの伝説的なイベントを追ったドキュメンタリー。

その開催者の中心となったのはローレン・ワイズバーガーの小説「プラダを着た悪魔」のモデルになったと言われているファッション雑誌編集者アナ・ウィンターです。  

アナ・ウィンター関連作品

 

 

美術館で多くの人が巡り合う「メットガラ ドレスをまとった美術館」

 世界中のファッションデザイナーやモデルのあいだだけではなく、ハリウッドや音楽業界などの幅広いアーティストから愛されているアナ・ウィンターの魅力が伝わってくる映画「メットガラ ドレスをまとった美術館」。

たった一夜のために全てをかけるアナ・ウィンターの8ヶ月にも及ぶ情熱。それを、監督のアンドリュー・ロッシが克明に追い続けていきます。

そこには自分のやるべき仕事に対してプライドを持っているひとりの人間の姿がスクリーンの中で映し出されていました。

働くことに疑問を持っている若い世代の人たちや、働き続けたことで疲れてしまった方にも見て欲しい映画です。  

気品も身に着けていく

 テレビや映画でお馴染みのセレブリティや華やかなオートクチュールに目を奪われてしまいますが、この映画のメッセージは煌びやかさを伝えるだけでは終わりません。

単なるブランド志向やコレクター趣味ではなく、その衣装に対して腕を通す人間が相応しいかどうかもアナ・ウィンターは厳しく訴えかけています。

ひとりの人間が愛着を持って使い込まなければ、どんな高価な宝石や洋服にも意味がないはずです。

身にまとう人が成長していくことで初めて、ファッションデザイナーが創り上げたスタイルに価値が生れていくのかもしれません。  

プラダを着た悪魔の目にも涙

 夢のような一夜の饗宴の後に見せたアナ・ウィ ンターのひとりの人間としての表情は、いつまでもこの映画を見た人たちの心の中で生き続けていくはずです。

デヴィッド・フランケル監督の映画の中では冷酷無比に描かれていることや、毛皮の愛好家として動物愛護団体からも睨まれていることも思い浮かべてしまいました。

しかしながら、ひとりあたり25000ドルで合わせて600席にも及ぶ収入をあっさりとメトロポリタン美術館の活動資金にしてしまうところに、アナ・ウインターが次の世代へ残そうとしている優しさや思いやりが伝わってきます。

ページ上部へ