漫画よみメモ!

主に漫画についてまとめています。

【ネタバレあり】「君の膵臓を食べたい」の原作を読んでみた。

盲腸の手術の抜歯のため『僕』は学校を休んで言った病院の待合室のベンチに見知らぬ本を発見します。読書が趣味だった『僕』は興味本位でその本の中身を確認。

すると、その本は膵臓の病気を患った同級生の山内桜良の闘病日記だったのです。

君の膵臓がたべたいあらすじ

クラスでは地味な存在の『僕』は、同級生で唯一彼女の秘密を知ることとなるのでした。

彼女の余命はたったの1年だけ。

彼女の秘密を共有した高校生の二人が繰り広げる恋愛物語です。

 

図書館でいきなり「君の膵臓がたべたい」

山内ある日、図書委委員だった2人は図書室の本の整理をしていました。すると、いきなり山内咲良が「君の膵臓をたべたい」と『僕』に言うのでした。

彼女曰く、自分の身体の悪いところと動物の同じ部分を食べると患っている病気が治るという昔の言い伝えがあったそうです。

そんな彼女の発言に『僕』は「僕にも膵臓が必要だから」とあっさりと断ります。冷たいのではなく気を遣わずに接することが『僕』なりの優しさだと思いました。

彼女も自分が病気ということを過剰に気にしない『僕』へは気を遣わず自虐ネタや冗談を言うようになっていきます。

 

天真爛漫な彼女とそれを断れず流されてしまう『僕』

山内咲良の性格はとても天真爛漫です。余命が1年という病気を患っているにも関わらず前向きに生きています。残りの人生を精一杯楽しもうとしています。

そんな彼女は、秘密を知っている唯一のクラスメイトの『僕』を頻繁にお出かけに誘います。流されてしまう性格の『僕』はそれを全部受け入れてしまいます。

「君の膵臓を食べたい」という本は、彼女と関わっている時の『僕』の心情が事細かく書かれているので読み進めていくうちに『僕』に自然と感情移入してしまいます。

しかも『僕』の性格が表面では素直ではないのですが中身ではとても素直なため『僕』に対して愛着が湧いてきます。

 

反対の性格の二人の会話が面白い

『僕』は友達を作らずずっと一人の世界で生きてきました。対象に、彼女は友達が多く周りから愛されて生きていました。

本来は接することがない二人でしたが、秘密を共有しているということでよくお出かけにでかけるのです。

お出かけしている二人の何気ない会話のやり取りが面白く見ていて楽しいです。性格は真逆の二人ですが、真逆だからこそマッチングしていて面白く、会話から仲の良さが見られます。

お互い自分に持っていない部分に惹かれ合い距離がどんどんと縮まっていき、心を開いていく二人の姿が良かったです。淡い気持ちになります。

 

『僕』の心情の変化が胸に来ます

夏休みには彼女の強引な誘いで1泊の旅行にも出かけます。どんどんと仲良くなっていった二人でしたが、急に彼女が病気の経過が良くないために入院することとなります。

『僕』は頻繁に病院へお見舞いに行きます。病室でも二人は相変わらず仲良く冗談を言い合っています。

何気ない会話をしたり、入院中で授業が受けられない彼女に勉強を教えたりして日々を過ごします。

二人は退院したらまたどこかへ出かけようと約束します。以前までは死ぬことは仕方ないとどこかで割り切っていた『僕』も次第に彼女に死んでほしくないという感情が強くなっていきます。

映画化もされた「君の膵臓を食べたい」

 

「君の膵臓をたべたい」は、映画化もされました。浜辺美波、北村匠海が主演しています。

  

いきなりやってくる死 ※ネタばれ注意

無事に彼女が退院することが決まりました。

退院する日、二人はお出かけすることとなり『僕』はカフェで彼女が来ることを待っていました。

しかし、何時間経っても彼女は現れません。メールも返って来ないし、仕方なく『僕』は帰ることにしました。

家に帰りTVのニュースを見ていた『僕』は彼女が通り魔に殺されたことを知るのでした。この時の『僕』の心情がまた泣けてきます。

人は皆明日死ぬ可能性があるというのに、なぜ1年は絶対に生きていると思い込んでしまうのだろうと『僕』は自分を悔やみます。

この展開は唐突で、突然の死に驚かされました。

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