漫画よみメモ!

主に漫画についてまとめています。

アニメ化決定!青春恋愛漫画「恋は雨上がりのように」

主人公は橘あきら、17歳の女子高生。感情を表現するのがちょっと苦手な、クールビューティー。

そんなあきらが初めて恋をした相手が、全然冴えないバイト先のファミレス店長。

彼は万年店長、しかもバツイチ子持ち

アルバイトを通じてあきらと店長は少しずつ距離を縮めていきます。淡い青春ハイスクールライフ真っただ中のあきらと、40代後半でいわゆる“枯れ系“の店長。

そんな交わることがなさそうな二人がテーマのラブストーリー。

2018年1月からアニメ放送が決定!

不器用な二人の恋の行方から目が離せません。

 

些細な日常に沿ったリアルな表現がいっぱい

 

ストーリーを通じて舞台となる場所は、読者にとても身近な場所が多いです。

例えば、バイト先のファミリーレストランや高校の校舎。どこの地域にもひとつはあるような、あまり栄えていない植物園だったり。

身近なロケーションだけでなく、つい恋愛相談を某インターネット相談広場に投稿してしまうあきらや、オジサンという自覚があるがゆえに自らの行動や言動がセクハラに当たらないか心配している店長、あきらを口説こうとするバイト仲間の大学生。

ストーリーのいろいろなところに、男女問わず思わずわかる!と言ってしまうような、リアルな表現がたくさん含まれています。

 

「恋は雨上がりのように」で繰り広げられるユニークな感情表現の数々

 

ほかの漫画にはない、この漫画の特徴といえば主人公あきらと店長の年齢差。本来恋心を抱いてはいけない年の差なんですが、店長の見た目だけではなくてそれを強調するような表現が作中にいくつかあります。

例えば、なんとか店長との初デートにこぎつけるあきらが、喫茶店でお手拭きで顔面をごしごしする店長を見つめて頬を染めている小さなコマがあります。

年頃の女子高生だと気持ち悪がるはずの店長の行動を、あきらは思わず微笑んでいる。好きな人の行動はどんな些細なことでも見ているだけでうれしい。

純粋に店長のことが好きだという、あきらのはかない恋心が伝わってきます。

 

どこかレトロなイラストな「恋は雨上がりのように」

 

決して古臭いわけではないのですが、どこか80年代の少女漫画を思わせるようなスタイルのイラストです。男性キャラクターはどちらかというと現代的な体型で、女性キャラクターは細い線で繊細に描かれています。特に主人公あきらの正面の顔は、最近の絵にはないまっすぐに長く伸びたまつ毛がイメージされる、“美少女“という言葉がしっくりくるような気がします。たまに脚がとっても長くて現実離れしている作画がありますが、かといって、少女漫画にありがちな巨大な瞳は描かれていないので普段あまり少女漫画を読むことがない人にも非常に読みやすいです。

 

思わず繰り返し読んでしまう文章

 

あきらが恋する冴えない店長は日本の純文学がだいすきで、たくさん本を読んでいるため語彙力が非常に豊かなキャラクターです。

なので、彼が抱く感情を表すセリフには純文学からの影響が多くみられます。ある日、太陽に照らされるあきらを見て店長は思います。

「しきりに胸が締め付けられるのは、その若さと純粋さ。そして、若くはない自分へのいたたまれなさ。」

大人になってしまうと、自分の気持ちではなく世間体を気にして生きるようになってしまう。そんなやり切れない気持ちが伝わる表現です。

イラストだけではなく、セリフのなかにも大人の哀愁が込められています。

 

愛着が沸く「恋は雨上がりのように」のキャラクターたち

 

好きな気持ちをうまく伝えられない不器用なあきら、どこか抜けてるバツイチ店長のほかにも、この作品にはたくさん愛らしいキャラクターが登場します。

店長の10歳の息子のストーリーが少しあったり、ほかにもアルバイト仲間の女の子の恋心について。

あとは同じくバイト仲間の友だちが抱くあきらへの恋心。

あきらを口説こうとしてくるちょっと意地悪な大学生の彼にも、実は切なく決してかなわない恋のストーリーが隠されていたり。

メインのあきらと店長だけではなく、思わず愛着が沸いて今後の展開から目が離せないキャラクターが盛りだくさんです。

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