ハリウッドの思う壺

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実は薄幸系女性の代表?「ポンパドゥール夫人」

フランス国王ルイ15世の公妾だったポンパドゥール夫人。肖像画の美しさは有名です。ルイ15世の寵姫でもあったポンパドゥール夫人は、政治でも権力を振いました。

 また、政治だけでなくロココ文化を発展させ、ポンパドゥールヘアを世に広めました。ファッションの面でも先進的な女性でした。

美貌に恵まれ、華やかな生活を送るポンパドゥール夫人は、不満など何一つないように見ますが、実は薄幸系女性の代表だったのです。

映画「ポンパドゥール夫人」を通して知る彼女の話

映画「ポンパドゥール夫人」を鑑賞すると、本当にポンパドゥール夫人は幸せであったのか疑問に感じます。

歴史の本を読むだけでは、ポンパドゥール夫人の感情はわかりません。映画「ポンパドゥール夫人」を見て、ポンパドゥール夫人の視点になることで、今まで知らなかったポンパドゥール夫人の生の感情が分かるようになります。

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才色兼備で、王侯貴族からも信頼があった

フランス国王ルイ15世の公妾にして寵姫というと、愛欲にまみれたイメージですが、ポンパドゥール夫人は、美貌でルイ15世や他の王侯貴族を魅了しただけでなく、学術的・政治的才能もありました。

したがって、映画「ポンパドゥール夫人」に登場する皇太子を除き、周りの人間からの信頼がありました。逆に貴族の女性は、ポンパドゥール夫人をふしだら女とあざ笑いました。

宮廷にはポンパドゥール夫人の味方もいた

しかし、王妃マリー・レクザンスカは心得た女性で、宮廷内で問題が発生するとポンパドゥール夫人を庇う事がありました。その気遣いに、ポンパドゥール夫人は感動したそうです。

というのも、王妃マリー・レクザンスカは2男8女を設け、妊娠と出産に疲れ切っていたのです。ルイ15世を拒むようになり、彼の興味が移っていった先が、ポンパドゥール夫人でした。

とても精力的だったといルイ15世。ポンパドゥール夫人の存在は、度重なる妊娠と出産でボロボロになっていた王妃マリー・レクザンスカにとって肉体的にも精神的にもありがたい存在だったのかもしれません。

映画「ポンパドゥール夫人」では、ポンパドゥール夫人はかなり喜怒哀楽がしっかりした女性として表現されています。活動的なポンパドゥール夫人のお蔭で分かりやすくフランス宮廷を楽しむことができます。

ポンパドゥール夫人の公妾という立場

フランス国王ルイ15世の公妾にして寵姫だったンパドゥール夫人。日本の愛人や側室と違い持っている権力は絶大なもの。しかし、貴族の女性にはふしだら女と後ろ指を指され、ルイ15世の息子であるルイ・フェルデナン皇太子にはかなり酷い扱いを受けます。

ルイ・フェルデナン皇太子からすれば、父親が愛人に狂っていると思っていたのです。そのため、ポンパドゥール夫人はいろんな嫌がらせをルイ・フェルデナン皇太子から受けます。ひどいときは、爆弾が送りつけられてきたこともあったのです。

また、ルイ・フェルデナン皇太子は、ポンパドゥール夫人が妊娠すると、裏から手を回して流産させてしまいます。これには、王妃マリー・レクザンスカやルイ・フェルデナン皇太子の姉妹たちも露骨に嫌悪感を示しました。ポンパドゥール夫人はフランス宮廷にとって煙たい存在ですが、同じ女性として許せない行為だったのです。

しかし、数々の困難にもめげずポンパドゥール夫人は宮廷で権力を振るいました。負けん気の強い女性という印象がこれらのエピソードで強く残ります。

ルイ15世の愛が薄れると、夜のプロデューサーに変身

ルイ15世は大変精力的で女性好き。ポンパドゥール夫人に一時夢中になった彼ですが、他の女性に目移りしていきます。

ポンパドゥール夫人はルイ15世の心が薄れていくことに耐えなければなりませんでした。しかし、完全に愛想を付かされてしまえば、フランス宮廷で力を失います。

ここで、悲しみに暮れるだけでないのがポンパドゥール夫人の凄いところ。ポンパドゥール夫人は、ヴェルサイユの森にルイ15世のために「鹿の園」という娼館を作ったのです。

お忍びで訪れるルイ15世に、自分が選んだ女性を奉仕させ、子供が生まれると男子は将校に、女子は良縁を取り次ぐなど面倒を見ました。(ちなみに「鹿の園」は、ルイ15世の新たな公妾となったデ・バリュー夫人によって閉鎖されました)

デ・バリュー夫人に関する記事はこちら!

まとめ

ポンパドゥール夫人は完璧な女性と思ってしまいますが、実は陰では「鹿の園」の女性に見下す言葉を掛けたりもしています。

美貌と権力を誇っても、ルイ15世に愛されなくなった自分が耐えられなかったのでしょう。

そういった意味で、ポンパドゥール夫人が本当に幸せだっただかどうか、疑問を感じます。

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